「“むつう”とは痛みがないことをあらわす言葉だ。一切の刺激を
加えず、身体を押したり揉んだりすることもしない。ただ、その人
の身体の内側に眠っているイネイトを目覚めさせ、流れるようにす
るだけである。
イネイトを目覚めさせ、流すためには“〇(ゼロ)の波動を使う。
ゼロは無ではなく、すべてを持つ数字である。そこには足りないも
のも、余分なものもなく、完全無化の姿がある。まさに大いなる自
然そのものをあらわすものだ。
大いなる自然は宇宙にも通じる。宇宙はそれ自体が大いなる自然で
あり、叡智だ。地球も地球上の生物も、そしてわたしたち人間も宇
宙の自然の一部だ。大いなる自然とは、宇宙の真理である。」
「“むつう整体とは”体の不調の根本原因である頚椎のズレを見つ
け、それを正しい位置に調整し、生命自体が持つ自然治癒力(イネイ
ト)を波動によって発揮させ、健康の維持と予防を図る方法だ。病気という結果には必ず、神経伝達異常、血流異常が伴(ともな)
う。
脳から身体の隅々まで神経線維が張り巡らされている。血管も同様
である。神経が何の妨害もなく、末端まで正常に機能すると、身体
全体が実に生き生きとし、力に溢(あふ)れ全身が暖かく、軽快に
動くことができる。」
「この状態をレントゲン写真で分析すると背骨の一つ一つの骨(椎
骨(ついこつ)と呼ぶ)と骨と間(関節刻面)がきれいに間隔を保っ
て並んでいる。神経の伝達異常(妨害)はほとんど関節刻面で起こる。
自然治癒力(イネイト)が充分に発揮されている状態とは関節刻面が
正しく整列していることであると言い換えても差し支えがない。
腰痛や婦人病、膝の痛みなどの下半身の問題がある人は腰椎の関節
刻面が、頭痛、耳鳴り、肩こり、めまいなどの問題のある人は頚椎
の関節刻面が、内臓異常の人はそれらの中間の胸椎の関節刻面が不
整列である。
わたしたちはそれぞれの関節刻面に注目はするが、施術の対象には
しない。
施術の対象にするのは頭蓋骨と頚椎一番、頚椎一番と頚椎二番の関
節刻面だけである。どの関節刻面にも問題があっても、同時にその
二つの関節刻面に異常が発見できる。そこが整列するとそれ以下の
関節刻面はまるで将棋倒しのように自動的に整列していく。
関節刻面に不整列が起こると身体の機能が低下する。疲れやすく、
身体が重く、手足が冷たく、何も手につかなくなる。また、立った
とき真っ直ぐに立てない。仰向けになったとき左右の足の長さつま
先の位置がアンバランスである。両手をあげると左右の動き形がア
ンバランスである。首の後の筋肉が硬くなり、身体全体の動きの制
限が起きる。
つまリすべての病気の原因である自然治癒力(イネイト)の低下が起きている。
イネイト療法がさまざまな病気に効くのではなく、人間が本来持っ
ている自然治癒力(イネイト)がありとあらゆる病気を治す力をもっ
ているということなのである。」
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