予防医学と健康の基準
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予防医学 健康の基準
1.予防医学
写真8人の身体において、イネイトは脳幹から発し、脊髄を下り、全身を巡る。ABOVE DOWN INSIDE OUT上から下に、内から外へと、イネイトは流れる。イネイトの流れる通り道を神経と呼ぶ。日本語的には“神が通る道”という解釈である。昔から内なる神、イネイトが流れる道を、“神経”と正しく評価していたのである。
イネイトは電気的現象であるから、神経はいわば電線である。脳幹はイネイトブレイン(先天脳)であり、後天脳(教育脳)の中心は大脳である。脳幹は内側で、大脳は外側である。イネイトブレインからエデュケイテッドブレイン(教育脳)へと、イネイトは流れる。大脳も十分なイネイトに満たされると物事が正確になる。善悪、狂気正気から、善や正気を選び抜く。当り前のことを当り前のこととして感じ、思い、行動できる。
大脳(教育脳)が十分なイネイトに満たされていないと、しばしば悪や狂気を選択する。感覚も狂い、当り前のことを当り前と感ずることができず突飛な言動を行う。
普通が大事である。超能力とか超自然、大予言とかに右往左往してしまう。イネイトの凄さからみたら、それらのことはまったく話にもならない馬鹿らしいことである。真実でないことを真実と思い込むと、狂気がその人を支配する。
イネイトが電線(神経)を伝い、目にも流れ込むと、物が見える。耳に届くと、音が聞こえる。このようにイネイトは、全身を周流し、我々を生かしている。

電気の存在を疑う人あまり聞いたことがない。しかし、電気そのものを見た人はいない。そもそも電気というのは、形も色も匂いもないから、当然見えない。けれどもその働きはいつも見ている。
たとえば、真っ暗な部屋の蛍光燈に電気が届けば、昼間のように明るくなる。それがテレビに届けば、ニュースやスポーツ、ドラマが楽しめる。また、冷蔵庫に電気が届くと、物を冷やしてくれる。もう我々の生活に欠かせないほど、便利さと快適さを与えてくれる。それゆえ目に見えなくても、電気料金を支払うことに抵抗を感じない。
同様にイネイトも、色も形も匂いもなく目に見えない。しかし、それが心臓に届くと、全身に血液を送り、目に届くと物が見える。それが耳に届くと、音が聞こえる。傷のところへイネイトが届くと、傷が塞がる。子供はイネイトのおかげで大人へと日々成長する。しかも電気料金と違って無料である。
しかし、イネイトの存在を確信している人は少ない。そのために熱が出るとすぐに解熱剤、痛みがあると鎮痛剤と、安易に対処してしまう。電気の働きに支障が起こると、我々の生活はとたんに快適さを失う。しかしイネイトの働きに支障をきたすと、不便どころではない。命の危険を伴う。なのに人は、その力を信ずることができないため大切にしない。むしろ進んで自殺行為をしている。

写真9このような例は他にもある。
人は大気中の空気を五分吸えないだけで息絶えてしまう。それほど大切な空気を人は平気で汚している。飲み水にしても同じことが言える。世界中でどんどん水質が悪化している。また親が子供を想う心も、代償を求めない神の行為に等しいが、子供の方はそれに感謝ができない。それどころか、なんで生んだのかと毒づく輩もいる。
 このように当り前の存在で大切なものは、ほかにもたくさんある。たとえば、太陽の光。これがなければ地球というものは、ずいぶんと違った様子になっていると思われる。当然人類の存在はありえない。
 電気を作り利用することは、人が考えたことの中では相当偉大な発明である。しかし、太陽、空気、水、人の情、我々の内なる生命力、イネイトなどからみると、その価値は比較にならないほど小さい。昔は電気など利用していなかったのだから。
どんなに偉大なものでも、それが当り前の存在だと不当に過小評価される。それが不幸の始まりである。本当に大切なことに気づけず、外へ外へとなにかを求める。幸せの青い鳥は、自分の外側にはいないのである。我々は生きていくために本当に必要なものを、すでに十分に与えられているのである。必要なのはそれを正しく評価し、感謝することである。
イネイトを正しく評価できたとき、医療は激変する。本来の能力を妨げているのは実は自分自身だということに気づけば、外から内側へなにかを作用させることが、いかに馬鹿らしいことかが分かってくる。
そのとき、本当の医療の時代がやってくる。そして病気になってから治すのではなく、病気にならないための医学、つまり予防医学が本流になる。そのほうが人の健康回復、維持にはるかに役立つ。家庭医学にとっても、出費が少なくなり効率的である。いや、国家的に見たらもう、それは劇的な変化を招くのは間違いない。

写真10現代科学にとって、目に見えないものを研究の対象にするのは苦手なことだ。だから、イネイトの研究というのは、科学の空白地域に存在する。ましてや人体という、非常に不可解な容れ物に存在するものなのだからなおさらだ。計測が難しい。計測という行為そのものが、正確な計測を撹乱する。そこが同じように目に見えない存在である電気と違って、人体の精妙で不可思議なところである。
また一人一人個体差がありすぎる。このような、人体に外からなにか干渉するということは、結果を予測する上で非常に困難を伴う。なにが起こるか分からない。なにが起こっても不思議ではない。人知で人体を知ろうとしたり、期待する変化を与えたりすることは、不可能だと思う。それは現代科学の手法の限界である。まったく違う手立てを考えて、人体のなぞに迫る必要がある。 いや、なぞに迫る 必要はない。
本当に必要なことは、人体の精妙さの根源であるイネイトの働きに驚嘆し、畏敬の意を持つことである。つまり、それが生命力に対する正当な評価である。
受精、誕生、成長、生命の維持、ウィルスや細菌からの防御、傷ついた組織の修復、外部環境への適応を行っている内なる生命力の働き。それは日々休むことなく自動的に行われている。まったく人知の及ばぬところである。

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